子供俳句募集 締切は毎月20日

インターネットで俳句を楽しもう

このホームページはインターネットを通じて
全国の小学生から俳句を募り、
先生による選句と選評を頂くことで
俳句を身近に親しんで貰うことを目標としています。
今回の発表は、先月20日までに投句してもらったものです。

感想

そらくん

ソラくん:新しい学期がはじまって、みんな、はりきっていることでしょうね。こども俳句ひろばはお休みになりますが、みなさんはこれからもどんどん俳句を作って楽しんでくださいね。ながいあいだ、ありがとうございました。2月21日から3月20日までにみんなが送ってくれた俳句を読んだ先生の感想だよ。みんなの作品のはっぴょうは"投句ひろば"をみてね。これまでたくさんの投句をありがとう!
   ドラ・ソラ・ホラ~!

咲久良せんせい ◆今月の選者 糸賀千代先生

4月になりました。
桜(さくら)やモクレンが咲き、菜の花、アネモネ等も咲き春もまっさかりになりましたね。新しい学年になり、あるいは卒業して中学生になったお友達もいるでしょう。希望(きぼう)にあふれる4月です。今月もお友達の力作(りきさく)が集まりました。
しっかりと味わって楽しみましょう。


  ランドセル小さくなったぼくの背で 
            ひーくん(鹿児島)〔小6〕


 歳時記(さいじき)を調べましたがランドセルは季語として掲載(けいさい)されていません。ランドセルが春の季語だったらいいのになあと心から思いました。
この句の素晴らしいところはひーくんの眼(め)のつけどころ、表現力(ひょうげんりょく)です。ランドセルが小さくなったと詠んで作者が大きくなったという感動を表現しています。
入学の時は大きなランドセルだったのです。
ぼくの背での下5で味わい深い句になりました。ランドセルに対する愛着(あいちゃく)にあふれています。
季語のない無季(むき)俳句ですが、私はこの句が大好きです。
間接的(かんせつてき)表現も素適なものだなと思いました。


  水泳で父に感謝卒業す        きーさん(鹿児島)〔小6〕

季語は「卒業」で春の句です。 
上手(じょうず)に泳げるようになって卒業式を迎(むか)えたきーさん。
お父さんが夏休みに特訓(とっくん)をして下さったのでしょうね。
お父さんの愛情をしっかり受け止めて感謝(かんしゃ)しています。
この句を色紙(しきし)に書いてお父さんにプレゼントして欲しいなと思います。中6音になっていますが、気にしないで色紙に書いて下さい。
今後(こんご)俳句を作るようになった時にとても良い思い出の作品になると思います。
中6音は少し残念(ざんねん)ですが、実感(じっかん)が読者に伝わると誉(ほ)めてもらった作品だと心にとめておいて下さいね。


  凜として証書受け取り卒業す      みーさん(鹿児島)〔小6〕

 季語は「卒業」で春の句です。
凜としてという上5の言葉が輝いています。
卒業証書を受け取る人はもちろん、会場全体のピンと張りつめた空気は読み手にも伝わってきます。
大きな希望と少しの寂(さび)しさを胸に秘めて受け取る証書ですね。凜としての一語で作者自身と卒業式という大きな空間(くうかん)の雰囲気まで表現できました。
卒業式にぴったりの感じを持つ言葉をうまく探(さが)しあてました。使える言葉の数の多い作者だと感心しました。


  理科社会百点取って卒業す       まーさん(鹿児島)〔小6〕

 季語は「卒業」で春の句です。
一読するやいなや「おめでとう」と大きな声で祝福(しゅくふく)したくなります。テストで百点は取れないものです。どこかで不注意によるミスをしたり、難(むずか)しい問題があったりします。二科目(にかもく)も百点が取れたなんてすごい。
誇(ほこ)らしい気持ちが句にみなぎっています。読み手の心も明るくなります。誇らしい気持ちを踏み台にして次のスタートを切れるって幸せですね。
だんだん勉強も難しくなるけれど、中学卒業の時もこんな句が出来るようにがんばってね。


 春風が鳥といっしょにとんでいく     せんぱいさん(千葉)〔小3〕


 つばめがね風をおいかけどこまでも    サッカーさん(千葉)〔小3〕

季語は「春風」「つばめ」でどちらも春の季語です。
せんぱいさんの句、気持ちの良い春風は吹いているのではなく、鳥といっしょにとんでいるのです。風と鳥とは一体(いったい)になっています。人間には分からないけれど春風と鳥はおしゃべりをしている気がします。何だか物語(ものがたり)の始まりのページのような気がしてきますね。どんな物語を作るかは読み手の自由です。
 サッカーさんは、つばめは風をおいかけていると詠んでいます。つばめは急に方向を変えたりして飛びますが上空では風の向きが変ったのですね。風をどこまでも追いかけるために宙返りをしたりするのですね。
私はつばめが急に方向転換をするのは空の道を間違えたことに気付いて引き返しているのかと思っていました。つばめは方向音痴だと思っていました。
なあんだ!つばめは風をおいかけて遊んでいたのですね。
風とつばめの追いかけごっこを詠んだ楽しい句です。


  しゃぼん玉光にてらされにじ色だ        クッキーさん(千葉)〔小3〕


  しゃぼんだま気持ちよさげにとんでいる     プリンさん(千葉)〔小3〕


  しゃぼんだまだれが大きくできるかな      ちくわさん(千葉)〔小3〕


  しゃぼんだま手でさわったらわれちゃった    まめさん(千葉)〔小3〕

 季語は「しゃぼんだま」で春の句です。
俳句を作るためにしゃぼんだま遊びをしました。同じしゃぼんだまでもこんなに句が違(ちが)います。
色に注目して「にじ色」と詠んだ人、とんでいる様子を「気持ちよさげ」と自分の感情(かんじょう)を入れて詠んだ人、「誰が大きくできるかな」とワクワク感や大きさの競争。更にこの句はしゃぼんだまを複数の人としていることも分かります。「手でさわったらわれちゃった」とさわってみて季語の特徴をつかみ句にした人もいます。
俳句の作り方の教科書(きょうかしょ)みたいですね。色を観察(かんさつ)する、気持ちをこめて観察する、実際に触れてみると句が出来るのだという事がわかりますね。 


  木枯らしや冬を知らせるアラームだ         みかんさん(東京)〔小6〕

 季語は「木枯らし」で冬の句です。
この句は季語が二つありますが句の内容から木枯し一号を詠んだものと分かります。 
風で電線(でんせん)がピューと鳴る音や家の戸のガタガタ揺れる音などは、人間や動物たちへ「冬が来たぞう」と知らせるアラームだと詠んでいます。
普通にアラームというとタイマーとか目覚まし時計の音ですが、木枯しを大自然のアラームと捉(とら)えたみかんさん。
この発想力、捉(とら)え方には憧(あこが)れさえ感じます。勉強が忙しくなっても感じる心は大切にして下さいね。

いつものように素晴らしい作品をありがとう。
「こども俳句ひろば」は休会になりますが、感動や発見の喜びは俳句にしてみて下さいね。





投句はこちらから

はいくひろば はいくって キャラクターしょうかい きごしょうかい ごあいさつ はいくしつもんばこ